佐上邦久の猫の習性調査「そっぽ向き」
佐上邦久がお届けする「猫の不思議あれこれ」はこちら。
佐上邦久は猫のそっぽ向きについて調べてみました!
猫って本当に身近な存在なので、ついついその仕草についても人間と同じ気持ちを感じてしまう事が多々ありませんか。
じつはこれ、少々勘違いの部分もあることがわかりました。
佐上邦久もこのそっぽ向きを見ると、「可愛げのないやつ」などと思っていました。
調べたところによりますと、このそっぽ向きは、簡単に言うと「服従」の仕草の表れだそうです。
猫社会においては、目上の存在であったり、格上の存在であったりする存在に対して見せる恐縮のサインの一つでした。
日常で飼い主が一度は経験する猫への叱責。この時に猫がそっぽを向いたのであれば、ネコなりに反省の意を示していると解釈するのが妥当な見方みたいです。
わかっていてみると、この仕草も愛らしさが見えてくるので不思議ですよね。
元々猫は精神的なストレスを感じた時などに、視線を外す習性があるそうです。
これによって一時的に問題から目をそむけて自分を落ち着かせようとします。また相手に敵意が無いことを示すサインでもあり、「私はあなたともめるつもりはありませんから、そちらもどうか落ち着いてください」という意思表示も表しているとの事でした。
ということで猫のそっぽ向きは、叱った時などは、ネコなりの反省の表現と解釈するのがよさそうです。
なので、目線をそらさずにじっと見つめる状態は、逆に臨戦態勢に近い状態と解釈した方がよさそうです。「じっと見つめて可愛い奴」などと勘違いしないように注意しようと思いました。